漆塗りのかなり大ぶりなビールジョッキです　500ml.以上は注げます　ビールはもとより、氷をたっぷりと入れてハイボールに、レモンハイに　　乾杯のときは傷になっちゃうので優しくお願いします　　本体と取っ手を漆粘土で一体に制作、足の部分を別に脱乾漆技法で制作して　漆で密着させて全体に布着せ、下地、漆下塗り中塗り上塗り後　本体部分を透明感のある梨地塗り、その際沸き立つ泡をイメージできるように　一塗り前に蒔く本金梨地粉を口部から底部へぼかすように蒔いてあります　おしゃれポイントとして腕に本金蒔絵でブレスレットを施しました　内面は泡立ちを考慮して、ほんの少しだけ”ざらつく”ように　錫紛を漆で密着させた後、半透明な木地呂漆で塗り固めました　底部に付いている小さな突起は　足先二点、この突起一点の三点でバランス良く自立するように考えられたものです　ひっくり返して置いたときにアクセントになって　ちょっぴりかわいい。　この作品は過去のクラフト展「ビヤマグランカイ９」の入選作品です◆漆粘土とは　福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターで開発された　天然素材による塑性造形材料　漆、パルプ、土を混ぜ、漆の乾きを早める添加剤で強度を高めた　陶器の粘土のように手びねりで好きな形に造形できる　◆脱乾漆技法とは　木地に漆を塗る通常の漆器と異なり　まず自分で成形した型に麻布複数枚を漆で張り固めて、乾燥後離型した物を　「素地」として一つ一つ成形　下地、塗り、蒔絵を施して制作していく技法です　他にもいろいろと作品がございますのでご覧くださいませ！　　・　乾漆造り「蕎麦猪口」https://www.creema.jp/item/11101159/detail　　・　漆枡「銀」　https://www.creema.jp/item/11331028/detail　　・　乾漆片口「わ」　https://www.creema.jp/item/11353594/detail　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　等々◆T.K.Shitsugeiのご紹介　会津若松市で漆芸家として、漆で器やアクセサリーなどを制作　基本的には塗り、蒔絵の工程を一人で手仕事で仕上げています　木地は木地師さんに注文することもありますが　脱乾漆技法で制作するときは全て一人で作っています　同じ物を沢山作るのは苦手ですが、オリジナルデザインのものを　少数心を込めて制作しております　個展などで作品を発表しておりましたが　Creemaでもご紹介できればと思っています　不慣れですが、どうぞよろしくお願いいたします　◆一生ものとしてお使いいただければと思っています　丈夫で長持ちするように時間と手間を掛けてお作りしておりますが　欠けたり、ひびが入ったりしたときは、修理いたしますのでご連絡ください　(送料や修理に掛かる費用などをあらためてご案内させていただきます)◆素材・サイズ　漆・漆粘土・麻布・金粉　約３１７g／最大幅145㎜[口直径90㎜］×高さ170㎜×横幅[足先間］115㎜◆お手入れのポイント　ご使用後は柔らかいスポンジ、少しの中性洗剤で水、　又は微温湯で洗っていただき、柔らかい布で軽く拭いてから　片付けていただきますと「つや」が長持ちします　＊経験上止めておいたほうが良い事＊　「つや」が無くなるので、長時間水に浸したままにしておくことや　太陽光をできるだけ避け、タワシ、クレンザー等は使用しないでください　金属製のスプーンやフォークも少し位なら良いかなとは思いますが　木の箸やスプーンの方が傷になりにくいと思います　電子レンジ、オーブン、食洗機等はご使用されないでください